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神椿フェス2025参加記録

UEC Advent Callendar 2025

この記事はUEC Advent Callendar 2025の24日目の記事になります。前日はへるくんの「研究室の入退室マグネットを勝手に改造したい」でした。行先表のDX、やりたいですね(出先に行ったまま帰宅するのをよくやるため)。

神椿後楽園戦線 in Kanadevia Hall

2025年11月2日、3日に旧東京ドームシティホールはKanadevia Hallにて、DAY-1 KAMITSUBAKI FES `25 OUR ONE-DAY WAR、DAY-2 春猿火 × ヰ世界情緒 TWO-MAN LIVE「Singularity Live Vol.4」からなるライブイベント「神椿後楽園戦線」が開催されました。

私はちょうど一年ほど前に神椿の存在を知った新米観測者で、初の神椿のライブイベント参戦でした。通し券での参戦だったので、両日とも現地でライブを楽しみました。

この記事では、Advent Callendarという性質上、一ヶ月以上温めてきた(覚えている限りで)「DAY-1 KAMITSUBAKI FES `25 OUR ONE-DAY WAR」の感想を残します。アーカイブを見返しながらツイートしたものも添えていきます。

これを見て、神椿に興味を持ってくれる人が増えたらいいなと思います。

KAMITSUBAKI FES `25

神椿フェスはKAMITSUBAKI STUDIOに所属するアーティストが一堂に会する音楽フェスで、今年は二部構成での開催でした。

第一部

トップバッターは詩道さんで、嫌なことは忘れられるように、熱く「キョウメイミライ」を歌唱し、会場のボルテージを上昇させていました! この人が魔王1やおじさん2になったって本当ですか? ナイストップバッターでした。

Soodaさん、ANMC(kahokaさん3、一ノ瀬陽鞠さん)と続きます。この二組のアーティストは初見ですが、どこか印象に残るような歌で、終演後も聴き直すなどしていました。ANMCは"アノマチ"と読むらしい。ANMCの「二人だけの物語」は心に染み入りました。てか、Kahocaさんってにゃんにゃん歌うんですね。

次はこのフェスに来た目当ての一つ、VALISの出番!オリジンでの(姿を現した)パフォーマンスは迫力が段違いでした。綺麗なフォーメーションとキレのあるダンスは本当にかっこよかったです。チノ先生が時折見せる笑顔ヤバいです。惹き込まれます。また目にしたいなと思ったのですが、残念ながら先日のライブを以て活動休止に入られました。またいつか会えることを願って。

その後も引き続き目当ての少女革命計画!心世紀も罪十罰も見る者を圧倒するパフォーマンスで個人的に大満足でした。どの曲が来るのかとても楽しみにしていましたが、矢野達也さんが手掛ける楽曲3曲でのパフォーマンスでした。心世紀はオリジンでのパフォーマンスで、「ミリオン・コンプレクシティ」、それぞれの個性が存分に発揮される中で繰り出されるキレッキレのダンス、溢れんばかりの躍動感でした。「どうせダブルバインダー」の部分の御莉姫が凄すぎた…

罪十罰はアバターでのパフォーマンスで、「SURVIVAL」。一体感のある力強く、体を突き動かされる歌声に圧倒されました。会場全体を引っ掻き回すあの激しさは何度でも味わってみたいですね。特に私を驚かしてきたのは美古途さんで、ヘドバンしたり、観客を煽ったりとやってることが相当ロックでした。普段はマイペースでフワフワしている美古途さんが実はロックだという話は聞いていましたが、ここまでロックだとは思いませんでした。

そして、全体楽曲の「主人行路」、みんな楽しそうにパフォーマンスしていたのがすごく良かったです。

その後、オリジン組同士、VALISと心世紀は記念撮影をしたみたいです。

少女革命計画のパフォーマンスに対する満足感に浸っていたところで、琶舞「Symbiotic Dominion」、明透「illumina」です。琶舞(べま)さんは名前だけ知っていて、ちゃんと歌を聞いたのはこの日が初だったのですが、妖艶な雰囲気が漂った歌声に魅了されました。一目惚れってやつです。推しが一人増えました。彼女自身は、初のソロパフォーマンス故の緊張でぷるぷるしていたらしいのですが、私の目に映った琶舞さんは堂々としていてかっこよかったです。

続く明透ちゃん、クールな登場の後の"Are you ready?“で一気に会場のテンションをぶち上げていました。ステージを余すことなく使う圧巻のパフォーマンスは、見ていて「楽しい」の一言に尽きます。パフォーマンスを見ているだけで天性のリズム感の持ち主なんだなと感じました。闇と光の対称的なパフォーマンスで第一部の中盤戦は幕を閉じました。

第一部はいくつかのセクションから構成されており、各セクション開始時に出演アーティストがわかるようになっていたのですが、そこで名前が全く出なかったPUOの「KAMITSUBAKI DISCOTHEQUE」がなんの前触れもなく流れ、完全にディスコタイムでした。どうやらPIEDPIPERさんが好き勝手やった結果を見せるパートみたいです。何でもありですね。この手の職権濫用は嫌いじゃないです。

ディスコタイムが終了し、仕切り直して、Empty old City(EoC)。このユニットは以前から少し気になっていたのですが、現地で聞いてみると、Neuronさんのサウンドが作り出す世界観とKahocaさんの世界観を追体験させるような感覚になるは唯一無二で非常に美しく感じました。ちなみに、Neuronさんはこの神椿フェスではEoCの楽曲のみならず、先程の「Symbiotic Dominion」「illumina」、そして第二部で披露された「ひとえに壊れて」の楽曲制作を行った人物としてもこのライブを盛り上げていました。凄い。

続いて、梓川さんが登場。初めて彼の歌を聞きましたが、歌声がかっこよすぎます。「ノルカ//ソルカ」、マジで好きです。

第一部の最後を飾ったのは、廻花ちゃん。披露されたのは彼女の代名詞とも言える「ターミナル」「かいか」の2曲でした。観測者が息できないだろこれ。花譜から分岐した廻花という存在の力強さを感じました。

第二部

30分間の休憩の後スタートした第二部、神椿を代表するアーティストが中心となった公演へと切り替わります。

その先陣を切ったのは音楽的同位体 V.I.Pの5人で「ナイトオウルミュージアム」が披露されました。思わず口ずさみたくなる曲で、聞いていて楽しかったです。ちなみに電通大生(特にVLL部員)であれば、V.I.P(特に可不ちゃん)は最も馴染みがあるんじゃないかなと思います。

続く2番手はCIELさん。復帰後初のライブ出演で、復帰後にリリースされた「常しなえ」を初披露。前に進んでいく決意が込められた歌と、観衆からの「おかえりー!」の歓声で泣き出しそうになりました。自分も泣きそうになりながら「おかえりー!」と叫びました。CIELさんはこのライブでの個人的MVPです。

涙を堪えて、ここからV.W.Pメンバーのソロパフォーマンスに。切り込み隊長は幸祜さん、「ちょっと声ちっさいなぁ」にはノセられました。みんな一斉に拳を突き上げた状態で1曲目、テンションをぶち上げる「ANTINOMY」、幸祜さんのワンマンは絶対楽しいだろうなと思いました。そしてアカペラから入る「オレンジ」、それまでのテンションのやり場に困りました。とてもいい歌です。会場が一気にオレンジ一色に染まったのが印象的でした。幸祜さんはV.W.Pメンバーで一番のライブ好きらしく、会場を盛り上げるのが本当に上手かったです。いつか幸祜さんのワンマンに行きたいですね。

2番手は理芽チ、「どうも、理芽で~す」の安心感を覚えているところに、「ノマネ」と「きみが大人になったんだ」が披露されました。どちらも中毒性が高かったですね。「ノマネ」はリリース直後からヘビロテしていたので、現地でも聞くことができて良かったです。そして続く「きみが大人になったんだ」はTDCと言えばこの曲とのことで、気になって調べてみたら、彼女の3rd ONE-MAN LIVE「NEWROMANCE III」がまさにKanadevia Hall(当時はまだ東京ドームシティホールだった)で開催され、その際に初披露された楽曲のようです。この場所とは深い縁のある楽曲ということがよくわかります。

気分が高まってきたところに、春ちゃんこと春猿火さん。「SWIPE!」のコールがとても楽しかったですし、「Starcloud」の強烈な盛り上がりと疾走感は今でも覚えています。春ちゃんの心の中の炎を燃え上がらせる歌声は現地で聴いてなんぼです。そんな春ちゃんはこの後に出演したヰ世界情緒さんとともに、翌日のTWO-MAN LIVEを控えており、この時から、もっと春ちゃんの叫びを聞かせてくれと翌日のライブがもっと楽しみになっていました。

続く4番手は、個人的に呼び名が安定しない4ヰ世界情緒さん、登場時のテンションの高さからの儚い「BREATHE」、切り替え早すぎない!?一瞬で会場の空気が変わりました。この楽曲はアニメ「神椿市建設中。」でのED曲の1つです。彼女の身体全体を使った表現が美しかったです。そして、彼女の代表曲となりつつある「描き続けた君へ」、この曲はサビの雰囲気がとても好きです。ライブのときの情緒さんは音源では味わえない表現力、迫力が溢れ出ていて、それを現地で体験できたことが言葉にできないくらい嬉しかったです。

そしてそして、花譜ちゃん、超ハイテンションで登場する姿はとても可愛かった…そんな花譜ちゃんは、ヰ世界情緒さんに続いてアニメ「神椿市建設中。」のED曲「ひとえに壊れて」と、「神椿市建設中。」の一連のプロジェクトとともに歩んできた「痛みを」の2曲を歌ってくれました。花譜ちゃんの歌声には感情が乗るので、「ひとえに壊れて」を歌っているときは楽しんでいる様子がよく伝わってきて、聞いていて気持ち良かったです。そして繋がるように「痛みを」、これはいつか現地で聞きたかった楽曲なので、一つ夢が叶いました。

次はアーティストコラボ&カバーセクション、アーティストの組み合わせは事前に告知されていました。はじめは理芽 × ヰ世界情緒 × CIEL「反逆者の僕ら(EMA)」、ハモリが非常に綺麗でした。花譜ちゃんの「痛みを」もそうですが、カンザキイオリさんが手掛けた曲には本当に心動かされます。

続いて、春猿火 × 幸祜 × RARA(VALIS)「革命バーチャルリアリティ(VALIS)」、特徴的なイントロが流れた瞬間に「嘘だろ!?」と、テンションが高くなっていました。幸祜さんは過去にVALISとともにダンスパフォーマンスをした経験があるので驚きはしないのですが、春ちゃんまでダンスするのは予想外でした。共演するRARAさんに手ほどきを受けたみたいです。

最後は、花譜 × 明透 × 琶舞「Death Designer(Empty old City)」。Neuron曲がある3人だからできるカバーですね。この3人が作るダークな雰囲気が幻想的で、凄くかっこよかったです。無限に聞いていたいので、BD売ってくれませんかね…?

続いて、二度目のVALISの登場、今度はアバターの姿でのパフォーマンス。第一部とは打って変わって、振り付けにしなやかさが加わり、非常におしゃれな雰囲気で見惚れていました。こっちもまた見たい…

最後はV.W.P、「歌姫」「追憶」のアニメ「神椿市建設中。」のOPED曲での締めでした。イントロのノイズで「歌姫」だ!と身構えました。花譜情緒パートが好きです。そして「追憶」は締めにぴったりな選曲で、名残惜しさもありつつ、次は横浜でどんなパフォーマンスを見せてくれるのかと期待感の溢れる終幕でした。

エンドロール

クレジットの名前の多さで今回のフェスに非常に多くの人が関わっていることを実感しました。本当にありがとう。

セットリスト(敬称略)

第一部

  1. キョウメイミライ(2025 ver.)– 詩道
  2. 「ワレワレは宇宙人だ。」– Sooda
  3. また旅はネコミミと – ANMC(Kahoca、一ノ瀬陽鞠)
  4. 二人だけの物語 – ANMC(Kahoca、一ノ瀬陽鞠)
  5. 廻転コースター – VALIS
  6. 黄昏シミュレイド – VALIS
  7. ミリオン・コンプレクシティ – 心世紀
  8. SURVIVAL – 罪十罰
  9. 主人行路 – 心世紀 × 罪十罰
  10. Symbiotic Dominion – 琶舞
  11. illumina – 明透
  12. KAMITSUBAKI DISCOTHEQUE – PIEDPIPER UNDERGROUND ORCHESTRA
  13. From Noir – Empty old City
  14. Moonian – Empty old City
  15. ナイトルール(Cover) – 梓川
  16. ノルカ//ソルカ – 梓川
  17. ターミナル – 廻花
  18. かいか – 廻花

第二部

  1. ナイトオウルミュージアム – 音楽的同位体 V.I.P
  2. 常しなえ – CIEL
  3. ANTINOMY – 幸祜
  4. オレンジ – 幸祜
  5. ノマネ – 理芽
  6. きみが大人になったんだ – 理芽
  7. SWIPE! – 春猿火
  8. Starcloud – 春猿火
  9. BREATHE – ヰ世界情緒
  10. 描き続けた君へ – ヰ世界情緒
  11. ひとえに壊れて – 花譜
  12. 痛みを – 花譜
  13. 反逆者の僕ら – 理芽 × ヰ世界情緒 × CIEL
  14. 革命バーチャルリアリティ – 春猿火 × 幸祜 × RARA
  15. Death Designer – 花譜 × 明透 × 琶舞
  16. 幻想アンヴェール – VALIS
  17. 純情エトワール – VALIS
  18. 歌姫 – V.W.P
  19. 追憶 – V.W.P

おわりに

パフォーマンス以外にも結構気に入っている部分があって、照明演出がド派手で良かったなと思っています。特に罪十罰の「SURVIVAL」や明透ちゃんの「illumina」のときの照明演出が凄く好きです。

終わってしまうとあっという間だったなと感じる楽しいライブでした。昨年のフェスは三部構成だったらしいので、せっかく才能溢れるアーティストが多く所属するのだから、来年はまた三部(かそれ以上の)構成にパワーアップしたフェスにしてほしいなと思います。

エンドロール後のinformation、なかなかのヤバ情報解禁が多かったです。その中でも、CIELさんとSoodaさんの二人によるバーチャルユニット「空爽」の結成が発表されたことが最も衝撃が大きかったです。どんなユニットになるのか、これからの二人の可能性の拡張が楽しみです。

で、冒頭で覚えている限りでと保険をかけておいたのですが、書き出してみると次々思い出すもので、最終的に結構な文量になってましたね。

次に現地参戦するライブも2DAYSでV.W.Pワンマンと花譜ワンマンです。

気がつけばUEC Advent Callendar 2025もいよいよ残すところ最終日となりました。その最後を飾るのは、私と同じ観測者(ここすごく大事)のみみちゃん(@mimifuwacc)です。


  1. 少女革命計画ショートアニメ「勇者の剣」に魔王役として出演 ↩︎

  2. 【歌ってみた】お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️ covered by 佳鏡院にておじさんを担当 ↩︎

  3. Kahocaさんはこの後にEmpty old Cityのボーカルとしても出演しました ↩︎

  4. 「ジョチョ」とか「ニョニョ」とか、「ヰ世界情緒さん」とか「情緒さん」とか ↩︎

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